北欧神話の本
北欧神話物語
北欧神話の世界観は結構好きなので、早速手にとって読みましたが、いやあ、すごい量ですね。340ページで、しかも上下段になっており、とてもじゃないが、1日では読みきれる代物ではありません。北欧神話にあまりお詳しくない方でも、ロキやオーディンくらいはご存知かと思いますが、ロキが悪さ(小さないたずらから美形の神バルドルを死に追いやるような悪質なものまで)を重ね、そのくせ時には神々を助けることもありますが、結局最後には神々に敵対した「トリックスター」ならば、オーディンは知略に優れた「策略家」であるといえましょう。ウトガルド・ロキというロキと間違いやすい奴もおりますが、こいつも幻覚で相手を騙したりします。相手を騙すという点においては、確かに似ているかも(笑)。
また、本書では北欧神話に登場した神々のことが巻末で簡潔に紹介されており、資料としてもなかなかのもだと思います。一冊買っておいて、暇なときに読めばいいでしょう。まあ、値は結構張るんだけどね(笑)。ギリシャ神話も悪くないが、やはりこちらのほうが面白いですね。神々と巨人族の最終決戦「ラグナロク」とか。後はオーディンに付き従う戦乙女ヴァルキューレたちの活躍も結構なものです。
本の厚さは2センチほどでそこそこの存在感がありますが、ページは上下2段になっており、なかなかの圧巻です。
(ページ上下段のスタイルは何故か歴史を彷彿とさせます) お手軽な北欧神話関係の作品では、神々の関係や基本とする世界観が把握しにくかったり、 また、重要な手がかりとなる文章が独特の言い回しでわかりにくかったりと 個人的に不満がありましたが、この本は訳がとてもよいです。 「北欧人」を「北欧人」たらしめる「北欧」ならではの地形や天候、歴史を端々に感じました。 資料写真がはっきりとしていて見やすいですし、巻末の索引もおもしろいです。 はじめて「北欧神話」にふれられる方には、特におすすめできる1冊ではないでしょうか。 あっという間に読んでしまいました!
いくつもの章に分けられた小物語の集まり。
でも、前後の物語が非常にわかりやすくなっています。 オーディーン、フレイア、ワルキューレ、ロキ、世界樹ユグドラシル・・・大体のゲームがここから名前取ってます。 どういう存在かわからない方もこれら一人一人の神について細かくわかりやすく書いてあります。 北欧神話ノート、索引で本編のわからないところの説明があります。 ただ、340Pあり字数が多いので、読む方は腰を据えて読んで下さい。
北欧神話を初めて読むという人にオススメ。
第1に北欧神話として紹介し得るものはたいてい紹介してある。第2に解説がよく行き届いている。各神話の出典などもきちんと述べられている。第3に読み易い。訳が良いことはもちろんだが、本書の構成も関係している。解説を「はしがき」と巻末の「北欧神話ノート」でしているので、神話と解説が入り混じったような文章を読まなくてすむ。これが以外に嬉しい。純粋に北欧神話に親しみたい人にも、それなりの解説を読みたい人にも、薦めることができる。特に「ノート」は神話1話ごとに解説しているので、1話読むごとに「ノート」の解説を参照するという読み方もできる。 北欧神話を楽しんで欲しいというこだわりによって著された1冊。図版多数。
イギリスの児童文学作家が書いただけあって読みやすい「北欧神話物語集」になっています。
しかしながら、「あとがき」にもあるように、訳者自身が本書の訳出に気のりしなかった位、素人向きの入門書・若い世代向けの再話でしかなく、巻末に付記してある「北欧神話ノート」もさほど学問的に精緻なものではありません。 とはいえ、それでもなお本書には索引や図版が載せられているので、まったくはじめて北欧神話を読む方にとっては便利な一冊と申せましょう。
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