江原 啓之 (えはら ひろゆき)の本
あの世の話 (文春文庫)
江原さん、あなたがさも当然のように知っていて私たちに語り聞かせるあの世の話。あなたは知っていてどうして私は知らないの?
それは、あなたが選ばれた人間だから?あなたの心がわたしよりも綺麗だから?それとも私の先入観のせい? ノイローゼとか精神分裂病のような精神疾患を憑依現象だと明言するのはちょっと乱暴なんじゃないのかな。しかも、治療するには心霊の治療が効果覿面とは、精神科医やカウンセラーが聞いたら泣くよ。はたまた、臓器移植とか代理母出産は神の領域に踏み込もうとする人間の傲慢だから、死にそうな人はどうぞそのまま死んでください、子供が授かれない人は親のない子を引き取って育てなさいというのもどうなの?どちらの宗教論ですか? 表題にもなっているあの世についてのお話の部分は、例えて言うならば信じる者は救われるってことなんでしょうね。私は、決して霊とかスピリチュアルなものを無いと断言しているわけじゃないけど、あるとも断言出来ないわけじゃない? 妹に是非にって勧められて読んだけど、こういう考えの人たちもいるんだ、へー、位の気持ちで読んでいないと、正直怖かった。
江原さんはテレビでちょくちょくみるだけで、本で読んだのはこれが初めてですが、正直なんかイヤ〜な感じでした。一番ひっかかったのは、代理出産や臓器移植などを命の弄びみたいに否定されているようなお考え。それって弄びなんですかね?苦難を乗り越えて幸せになっちゃ駄目?
我々が苦しむのは精神の修行のため?魂の成長のため?そんな無理やり参加させられたゲームのような押し付けがましい、そしてしょうもない理由で人類は数え切れない苦難をいやというほど味あわされるのでしょうか…?読後ニヒリズム爆発でげんなりしました…。 神さまとか高位霊って、無神経であんまり精神レベル高くないんでは?
一時期江原啓之さんの本を読みあさり、佐藤愛子さんの「私の遺言」も読みました。
それから他の人の精神世界に関する本も色々読んだ後でこれを読みました。 私がこの本から得られたのは、 江原さんも、まだまだ分からない事だらけの中で 私たちに伝えようと頑張ってくださっているのだなぁ・・・という事です。 精神世界については今、色々な書物が出ていますが、 それぞれの人が、自分が体験できる事を基準にして、 自分なりに解釈して私たちに伝えてくれています。 自分に見えない(体験出来ない)事に関しては どうしてもそれを体験出来る人とは違った解釈になります。 ですから私たちが、1人の人に偏らないで、 色々な人の目で見た精神世界を知ろうとすれば、 その本質にどんどん近付いていけるのではないか・・・と感じた1冊でした。
たまたまですが、家にこの本と「私の遺言」の2冊があって、さて、どちらから読もうか…と悩んで、たまたま「私の遺言」から読みました。これは正解でした。本書の中では「私の遺言」からの話題が数多くあり、それによって理解がかなり深まったと思います。江原ファンで本書を買った方も多いと思いことでしょう。が、ぜひ「私の遺言」を読んで、もう一度こちらに戻ってくることを強くお薦めします。もちろん江原氏も登場しますよ。美輪さんも。セット販売した方がいいんじゃないか?と思うくらいです。江原氏も、佐藤愛子さんの「私の遺言」に書かれている体験(実話の本です)を通じて、霊能者として成長されたんじゃないでしょうか。
あの世の事などについての対談形式の本ですが、興味深い内容で読みごたえはありました。霊の世界は非科学で科学重視の現代においてはうさん臭く感じる人もいるかとは思いますが、しかしこういう時代でもまだまだ科学で解明されていない事がある事も事実なわけで霊の世界も100%ないともいいきれないと思います。本の中に代理母の事や臓器移植の事が書かれてますが、霊的観点からじゃなくても実際問題「臓器売買」や「代理母」にしてもビジネス化しかねない点もあり、道徳的に反した方向に行く可能性を秘めている事も事実あると思います。日本人は子供に関して遺伝子にこだわりますが、そんな日本人が最近、血のつながりのある実の子を虐待死させているあの現象はなんなのでしょうか?血のつながりのない子供を養子にして育てる事という事はとても素晴らしい事だと思います。今の日本人は心がすさんで狭い人が多いと思います。それらを考えさせられる本でもあると思います。
江原 啓之 (えはら ひろゆき)の本あの世の話 (文春文庫)
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