P2Mの本
P2M入門―価値創造の新しい「仕組み」 プロジェクト&プログラムマネジメント
本書が説明しているプロジェクト&プログラムマネジメントとは、最近の企業でトレンディーな目標管理手法やバランススコアカード、ナレッジマネジメント、問題解決手法などのコンセプトをミックスし複合化されたものなのだろうか。
2002年に発刊されてから3年半の月日を経て、現在では、企業でこの手法が活用されてしまい、画期的な手法ではなくなってしまったのであろうか。残念ながら、目新しいと思うところは伺えなかった。 入門書として、学生の研修活動をプロジェクトテーマとしたケーススタディーをストーリー化しているが、それがあまりにもブレークダウンしすぎており、実戦としての現実味がなく、そのことが今ひとつ理解しにくい部分としていたように思える。 この手法が企業に活用されるものであるならば、それに近いケーススタディーを出してきて、説明展開を進めたほうが実戦向きな社会人としては一層分かりやすいと思われる。 ただ、本書がPM資格受験者や経営学などを学ぶ学生向きに作られている教科書であれば、その入門書としては大いにその役割があるのかもしれない。
抽象的・概念説明型の「P2M標準ガイドブック」と違ってより分かりやすく、深くP2Mの枠組みと考え方をケーススタディによって究明し、本質を掴める“痛快”の一冊である。
この本の最大の特徴は問題解決方の流れであると思う。常に好奇心を持たせられ、問題を把握させるではなく、如何に解決しに行くかのセンスを持たせられるのである。これは正しくP2Mの特徴の一つである゛問題解決型広い視野で高い視点を持つ横断型プロフェッションナル゛そのものであると思う。 この本は全部で4章から構成される。 第1章「日本生まれの世界標準P2M」はP2Mの世界潮流を概観し、なぜ必要であるかを問題提起し、全体の流れを事例で説明した。 第2章「セミナー旅行でプロジェクトマネジメントを体感」は、ケースステディに基づいて実際にどうやってPMを活かすか、PMとは何か、どう理解するか、に対して主にその考え方と根拠を明らかにした。 第3章「プログラムマネジメントとは何か」は、第2章の説明をベースにし、PMの発展とは言えるプログラムマネジメントの枠組みとスキルを簡潔にケーススタディによって概要した。 最後の第4章「プログラムマネジメント改革」はやや難しい経営事例を取り上げ、現実業界で発生している問題や、P2Mの通用性と将来性を含めて説明した。しかし、臨場感を出しながら創意工夫しているので、逆に読むたびになるほどと分かってくるのである。理解しやすかったのである。。 もし、敢てこの本の欠陥と挙げるならば、段と段との間の余白がちょっと足りないことであろう。 お勧めの一冊です!!!
日本発の第3世代プロジェクトマネジメント標準であるP2Mをゼミの教授とゼミ生の活動を通じて物語風に説明している。物語はさっと読めるが、P2Mの主要概念があまりにも多様で広範なため、消化不良気味である。ただし、一般的なプロジェクトマネジメントの入門書としては大変よくできていると思う。特に、プログラムという難解なテーマについて解りやすく執筆されているのがよい
プロジェクトのマネージメントがなぜ必要なのかという問いには、多くの人が答えることができますが、どのように実行するのかという問いには、なかなか答えることができません。しかも日本は、海外に比べてプロジェクトマネージメントが遅れているといわれています。この本は、日本発のプロジェクトマネージメント方法論を、対話形式で分かりやすく紹介し、その背景や、実際にどのように使用していくのかを簡単に説明しています。この本を読むことで、日本発の挑戦的なプロジェクトマネージメント方法論の概要に触れることが出来るでしょう。
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