RFPの作り方・作成方法の本
RFP入門―はじめての提案依頼書
RFPの雛形を作成しようとした際に数冊購入し比較した。
体系立っていて使い勝手がよい。RFPを作成する際にも、内容に漏れがないかを確認する際にも役立つものと思う。 RFP関連の本、どれか一冊だけ薦めて、という方にはこの本を推薦します。
『RFP』という言葉は、私にとっては新しい言葉であったが、意味するところは、昔からある『要求仕様書』と同じようだ。
RFPは、システムやサービスを購入する際に、どういうシステムやサービスが必要なのか、ということを、購入する側が明文化するものであり、これに応えて、システムやサービスを提供する側が、そのソリューションを提案する。 情報システムを開発する場合は、その提案書や設計書の元ともなる重要なものであり、RFPがきちんとしていれば、納期も無用に延びたりしないし、良質なシステムが出来上がるはずだ。 しかし、RFPを作成するには、(1)人と時間と金がかかるという目先のコスト、(2)買い手市場という力関係、などから、ないがしろにされがちである。 このあたりの事情を打破するほどの、RFPの必要性・重要性が、もっと強調されてもいいと思ったのだが、それはこの本の目的とするところではないのかも知れない。 著者の国と日本との、文化や商習慣の違いから、その点は仕方ないのかも知れない。 RFP作成のための豊富な例やフォーマットが載っており、RFP作成のガイドとしては、最適であると思う。
書かれている内容は、至極もっともなことで、
一度でも自身でRFPを記述したことがある人にとっては、 「そうそう」とうなずきながら読める部分が多いと思う。 但し、その一方で、現場業務でそこまで可能なのかどうか?と 首を傾げざるを得ない部分も多々あった。 初めてRFPを書くという人には必要な一冊かもしれないが、 目次程度で十分というのであればITコーディネータの テキストあたりでも用は足りると思う。
外資系企業の隠語みたいだったRFPという言葉が、最近ではお役所でも聞かれるようになってきたけど、RFPってどんなもの?という話題は長い間うやむやになっていた気がします。
IT屋さんが言うRFPは、なんだか面倒くさいシステム用語の羅列で、「あそこの客はシステムが全然わからない、RFPもまともに書けない」みたいな使われ方をするので、ずっと違和感を感じていました。 この本では、契約としての明確さもそうですが、どうすれば当事者同士が誤解なく同じイメージを持てるかということが、繰り返し書かれています。比較検討が前提なので、良し悪しを判断するためのものさしを用意するというお話は参考になりました。 要は、RFPってお買い物リストってことですね。カレーにするから4人分で肉がXXグラム必要で、BSEが気になるからポークにして…この店は安いけど、そっちの方は野菜もセールなのよね、みたいな。 献立を決めずに材料だけ羅列する主婦はいないし、お店の人に任せっきりで何でも買います、なんてあり得ないですね。RFPはプロが書くものだ、なんて言ってるITコンサルタントとかって、何考えてるんだって話ですよね。
アメリカは契約社会と言われていますが、情報システム投資についても全く同じであるということが、この本を読むと良く分かります。
そういう意味で、この本では仕様をいかに伝えるかという部分よりもむしろ、契約時のトラブルをどうやって少なくするかという部分についてスポットを当てているような印象で、それに関する記述がいたるところにちりばめられています。 日本ではその商習慣ゆえRFP自体はまだまだ軽く扱われているようですが、いずれここに書かれているようなRFPが必要になる日が来るのかもしれません。 RFPを扱った類書は他にないため情報システムに携わる方は読んでおいて損はないかも知れません。
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