ファシリテーションの本

ファシリテーション革命 (岩波アクティブ新書)

 
ビジネスの現場とは相当に隔たりがある(2007/05/30)
ビジネスの現場でここ数年よく目にする「ファシリテーション」。
促進する、とか、助長する、というような意味だが、
平たくいえば「会議の運営術」のことである。

仕事上の必要があって、類書に目を通したなかでであった一冊だが、
結論から言えば、ビジネス書ではない。
会議促進への言及も後半に少しあるが、基本的にはもっと広い範囲の集会、
たとえばマンションの自治会とか、自己啓発セミナーとか、
そういった類のもともと階層関係のない人たちの会合を対象としている。

挿入されている写真も、体育館のなかで車座になるような集会がほとんどで、
ビジネスの現場とは相当に隔たりがある。
ビジネスの現場では、まず「階級ありき」である。

ファシリテーションという用語が対象とする範囲としては、
本書の捕らえ方は確かに広い。
それはそれで理論としてはよいのだが、どうにも遠い。
普通のビジネスマンが会議の効率を少しでもよくしたい、というのなら、
『会議でヒーローになれる人、バカに見られる人』(吉岡英幸,2005,技術評論社)の方を
お勧めする。
 
ファシリテーションやワークショップについての概括(2007/04/01)
ファシリテーションという言葉や概念はここ数年でわりと広まってきた。
今の段階では知られるべき所には知られてきたというところか。
ファシリテーションやワークショップという言葉や概念を知らなくても自然と実行している人もいる。
これまでの手法に限界を感じ、ファシリテーションについて学習し、実践している人もいる。
これからますます広がる可能性のある手法である。
この書ではファシリテーションやワークショップについて概括的に記されている。

ファシリテーションやそれを用いたワークショップとはどのようなものか。
従来の教育や指導とはどう違うのか。
ワークショップを行う時の注意点や段取り、その場だけで終わらさずに日常の場にどのように生かしていくのか。

内容の大半はファシリテーションの概念や手法について具体的に述べる事に割かれている。
初心者もしくは全く知らない人が対象で、これまでファシリテーターとして活動している人には「いまさら」という程度のものである。
ワークショップに参加したことのある人が「こういうのがファシリテーションか」と再確認するためにはいいかもしれない。
ファシリテーションの原点や基礎を確認するにも役立つかも知れない。
 
ファシリテーションをやってみたい方の第1の書(2006/12/16)
ファシリテーションってなんなんだ? こういう疑問は急速に解決されるだろう。
ボランティア、コーディネーター、コーチング。つぎつぎとこのような聞きなれない怪しげな肩書きが登場し、しかし、すぐに流行したからだ。

人々の力を引き出し、そして合わせる人。これが私の現在の「ファシリテーター」という言葉の認識である。

それならコーディネーターやコーチとどう違うの? という疑問に移る。似たようなところもあれば、違うところもある。
したがって本書は、ボランティア、ファシリテーター、コーチを目指す人々にも役に立つ。

本書は、体験に基づいた実践の書である。特に入門者向けか。基本的なプログラム実施のアドバイスが書き込まれてある。
売り飛ばすことはありそうにないので、バンバン線を引きまくった。

でも、もちろん実際にやってみないことには意味のないのがハウツー書である。
さあ、本書を傍らにおいて、プログラムを構想してみよう!
 
いつかは役に立つかもしれない(2006/04/05)
ファシリテーションとは、促進するというような意味を持つファシリテートという英語の名詞形。
それでファシリテーターとは、
新しいタイプの会議というか、ワークショップというか、話し合いの場で、
その進行を促進する人のこと。

その辺のことから私は知らなかったのだけど、
自分の職場で時々行われる研修とかは、だいたいこの本にあるような方法で行われていた。

だからこの本にあるようなことはすでに経験済みだけど、研修をける側である私にとってはこの本がすぐに役に立ちそうだということはない。
 
”あふれ出す”場を夢見ましょう(2005/07/03)
 2年前に初めて「ファシリテーション」という言葉を知り、関係する書籍を見つけて読んできました。本書の存在はその頃に検索で知ってはいたものの、レビューを読んで学術よりの内容を想像し後回しにしていました。他のビジネスよりの書籍で学んだ内容をまねたり組み合わせたりしながら試行してきましたが、最近仕事の環境を変えたことでもう少し自分の幅を広げたいと思って本書を手にとりました。
 事例として扱われている状況はやはりビジネス的なものではありませんでしたが、複数の人間が絡み合って単なる足し算以上の成果をだそうということと考えれば、何かしら応用できる材料をいろいろ発見することができました。
 ファシリテーター役をさせてもらう際には、参加者から”引き出す”ことを意識してきましたが、さらに高い目標として”あふれ出す場づくり”を意識させてもらいました。
 
ファシリテーション革命 (岩波アクティブ新書)
タイトル:ファシリテーション革命 (岩波アクティブ新書)
定価:\777
販売価格:\777
発売日:2003/04/05
著者:中野 民夫
出版社:岩波書店
形態:単行本
在庫状況:通常24時間以内に発送
合計1,500円以上で送料無料!
※ 価格等のデータは日本時間 2008/08/28 05:06:19 時点のものです。

ファシリテーションの本

システム開発・プロジェクトマネジメントに役立つ知識特集

プロジェクトマネジメント特集

システムコンサルタント・ITコンサルタント特集

システム開発に役立つ業務知識 特集

ERP、業務パッケージ等の知識

人気著者特集

トム・デマルコ        


リンク
システム開発、プロジェクト マネジメント、業務知識などSEに役立つ本の特集
in association with amazon.co.jp