10分以内のお手軽レシピの本
すっごく簡単!村上祥子の電子レンジで肉と魚の10分おかず (Saita mook)
編集上、初っパナに掲載されているのが、「ちょっとごちそうおかず」ということで、かなり手間ひまかかるレシピだったのでいきなり引いてしまった。
熱源がただガスからレンジに代わっただけで、人間がやる作業は大して変わっていない。 注意すべきは、「10分おかず」の10分は、実際に熱源=レンジにかけている時間と思った方がよく、野菜を切ったり肉に下味をつけたり、ソースを作ったりといった時間はすべて自分の裁量であり、あれもこれも手際よくスムーズにこなせる人は、別にわざわざレンジを使わなくてもガスで十分手早くおいしい料理が作れるような気がする。 自分の発想から考えて、この手の本を買うひとは、「ごちそう」を作ろうとは思っていないのではないだろうか。要は手間なく早く(材料をボウルに放り込んでチンすればo.kとか・・)料理ができる魔法の箱を夢見て購入していると思われるので、これは構成上の失敗だと思う。 「ごちそう」の後に日常的メニューが続くのであるが、すでに気力が萎えているのでどれも面倒そうに見えてしまうし、調味料に高価なものを使ったり、ちともったいないような気もした。 ただ、最近のワンルームのように、熱源としてガスが使えず、へたった電気コンロしかないような人が「ちゃんと料理したい!」という向きには別の価値があるだろう。 レンジという新しい熱源を利用して、まともに料理ができる、という新しい発想を広めようとしている料理研究家の実験的な著書として手に取る価値を見出す人々も多いと思われる。 残念ながら私自身は落伍者であったが。
10分以内のお手軽レシピの本すっごく簡単!村上祥子の電子レンジで肉と魚の10分おかず (Saita mook)
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