感染症の本
感染症レジテントマニュアル
外来だけでなく病棟でも非常に有用な本。
分厚くないしポケットに入るのでどこにでも持っていける。 感染症の本の中では一番だと思う。 結核とウィルスをもう少し増やして欲しいとは思うけど。
感染症に対して、グラム染色、疾患、細菌、抗生物質の観点から簡潔にまとめて記述されています。著者の深い知識が至る所に見られ、すばらしい本です。次のようなことがわかります。
1 培養検査はしばしば定着菌が出てくる。特に抗生物質開始後に検体をとると、定着菌が優位に出てきて、定着菌を起炎菌と思うことがある。 2 グラム染色は白血球の核が紫色に染まっているのと、赤色に染まっているのとが混在する所が最も適切な脱色の程度を示している。 3 もともと優勢な細菌が培養でも優位になるとは限らない。培地の種類や培養条件によって菌量の少なかった菌が優位に出てくることは日常茶飯事である。 4 膿性の分泌物は細菌感染を示すとは限らない。白血球や脱落した上皮細胞が存在すれば膿性となる。膿性の分泌物を見た時はグラム染色をして細菌の有無を確かめる。 5 ウイルスによる上気道炎の後2週間経ても患者の25%に咳が残る。2ヶ月後まで持続することがある。一過性の気道過敏症が原因であると言われている。 6 高齢者の肺炎は血液培養の陽性率が20〜30%と高い。喀痰のグラム染色、培養とともに、血液培養をする。 7 急性腎盂腎炎は血液培養を必ずする。菌血症の合併頻度は高齢者60%、若年者16%である。 8 膀胱カテーテルを留置した時、感染の発生率は5%/日である。
当方、研修指導医であったが、研修医にこの本を紹介してもらった。
この本の素晴らしいところは, 頚静脈圧の推定の仕方、髄膜炎のjolt accentuation testなど主要理学所見のtipsにまで触れているところである。また抗生剤の投与間隔、投与量、投与期間の項も今までやってきた方法の問題点が指摘されており非常に勉強になった。今までの抗生剤の使い方に反省するところ大であった。 感染症を専門とする医師以外の全ての医師にお勧めである。
救急外来でやってくる人の50%以上は感染症の患者さんです。
そんな患者さんをてきぱきと診断し、処置するときにこの本は絶対役に立ちます。 ICUで重症の感染症の患者を診ることがありますが、そんなときも必ずこの本はポッケに入れてます。 歩いてくる患者の感染症にももちろん対応できます。 いろいろな本がありますが、まず読むならこの本か感染症一刀両断をおすすめします。
青木先生や、岩田先生の本も持っていますが、一番参考になるのは、この本です。特に、最初の総論は非常に良いです。16年も前に研修を終えた私には、血液培養は、動脈血が必須であると固定観念がありましたが、そうではないことを、この本で知りました。また、クラビットの投薬の仕方についても、目からうろこでした。白眉です。
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