イタリア食文化の本
イタリア半島「食」の彷徨 (小学館文庫)
1992年にソニー・マガジンズから出た『私が食べたイタリア料理』の改題・文庫化。
著者は料理写真家。多くの雑誌に記事を載せており、著書も多数ある。自身でもずいぶん料理をするらしい。 本書はイタリアの料理・食材を、アンティパスティ、プリミ・ピアッティ、セコンディ・ピアッティ、デザートとコース風に紹介したもの。そのほかメルカート・エ・バールとして、魚市場と居酒屋についても書かれている。 豊富なカラー写真が収められており、とても美味しそうだ。 自身のイタリアでの様々な食の体験が語られており、興味深い。ただ、いささかまとまりに欠け、ぼんやりした話が多いので、読んで面白いかというとちょっと。
太陽の光やレストランの優しい燈。
食材は鮮やかに輝き、濃厚な香りが漂う・・・ ワインを用意して読み進めるのも、素敵じゃないかな。
何よりもまず、著者の撮影した写真が全て色彩が美しく、すぐにでも食べたくなるような写真ばかり。さすがに料理写真家だなあと感激。随所に写真とともに記載されているレシピも簡潔で今度試してみようと考えています。イタリアの雰囲気が「食」を通じて伝わってきます。また、著者のイタリア料理を愛する気持ちが気持ちよくびんびん感じられます。私はこの本を永久保存します!
作者の本は20年来愛読しているが、コンパクトに集約されていて読みやすい。食のあり方やリストランテのあり方、フレンチとの違いがくっきりと浮かび上がってくる。それ以上に食べ歩き情報として予習、復習に最適。「ナポリに行ってモッツアレラを食いたい!」という気分にさせられる本。
素晴らしい食材を最大限に活かした、本場のリストランテの魅力がいっぱいです。特に、くっきりと立体的に見える写真が素晴らしく、ビステッカ ・アッラ・フィオレンティーナ、サルティンボッカ、リゾット・アッラ・パルミジャーノ、カルトッチオ、バーニャカウダなど、他の料理本やイタリアの料理のホームページなどでも見たことがない、引き込まれてしまうほど魅力的な写真と解説です。作り方がイメージできるレシピがありがたく、リストランテ用の度肝を抜かれる、桁外れな分量の紹介も楽しい。
著者がイタリアに住んでいたとき、イタリアに旅行で出かけたときに訪れたリストランテにまつわるお話にしぼっているところが良く、イタリアの食文化を守っている職人たちの心意気まで伝わってくる、豪快かつ繊細で、くもりのない、すっきりとした文章が最高です。
イタリア食文化の本イタリア半島「食」の彷徨 (小学館文庫)
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