飯田 史彦の本
生きがいの催眠療法―光との対話が人生を変える
この本を読む前にブライアン・L・ワイス著の「前世療法2」(「前世療法」はまだ読んでいませんでした)を読んでいたのですが、延々と続く実例に閉口しており、もっと整理をしたらよいのになぁと思っていた折りにであったのがこの本。非常に整理されており、すらすらと読めました。その後に「前世療法」を読ませていただきました。
オリジナルはやはり「前世療法」でしょう。この本がなければ、この「生きがいの催眠療法」は誕生していなかったと思われます。マスターである「光」といい、登場人物を今の知り合いに重ねる手法などは「前世療法」にて、試行錯誤の上に練られた手法に違いありません。もちろん、この「生きがいの催眠療法」の中にもブライアン・L・ワイスは、その他の関連した学者とともに(並記されて)言及されてはおりますが、それ以上に大きく影響を与えているのは間違いないでしょう。 本書の冒頭で「本書で飯田と奥山がレポートする『催眠治療による生きがい療法』は、治療の際に、たんに症状や悩みの原因となっているトラウマを解放するだけではなく、受診者の生きがいを高めることを主目的とする点で、これまでの『退行催眠』や『前世療法』とは、大きく異なっています。」と言い切っていますが、『退行催眠』や『前世療法』と並記してことさら普通名詞化せざるを得ないほど、固有名詞の『前世療法』が持つオリジナル以上の価値を見いだすのはなかなか難しいのではないでしょうか。
この医院では本人の了承もなしに退行催眠の最中の様子を録音され、テープに実名と年齢を記載され保存されています。プライバシーなどは全く守られていません。私も医療従事者ですがちょっと問題ありと思いますね。私が受けたのは個人情報保護法制定以前でしたが今はどうなっているのか・・。
奥山医師は、被験者に対して極めて事務的な対応しかせず、精神的に余裕もないようで目も合わされない状態で、挨拶すらろくにさせてもらえないまま通り一遍の説明のみで開始したので、まず「なんだこのひとは?飯田先生が書いておられた印象と全然ちがうぞ」という印象でした。催眠自体も、時間設定があるのか、とても短く、次の人も待っておられ、やっつけ仕事のようでした。 飯田先生の書物はとても感動して読ませていただいたので、実際おこなわれている退行催眠の現状がこれだと、飯田先生の評価まで落ちるのではないかと心配になりました。
この本を読んだときは生きることに自信を無くしていました。生きなくちゃいけないことは分かっていたのですが具体的に何も目標が見えずまさに迷走状態だったのを救ってくれたのがこの本です。飯田先生の他の著作で説明されている内容は理解したものの、具体的な助けが欲しかった私としては躊躇無く奥山先生のところまで(東京→大阪)訪ねてしまいました。診察の効果も個人的には絶大でした。目標が見えなくなって、もがいている人には必ずお勧めしてます。
過去生が本当にあるのかどうか...信じる人信じない人、そんなのは関係ありません。とにかく一度、読んでみてください。「今」をどう生きればいいのか、というヒント(答えではありませんよ)が、いっぱいちりばめられた本だと思います。
私は実際に奥山医院で退行催眠を受けることができました。恵まれていると思います。でもやはりヒントはもらえましたが、答えではありません。どう生きていけばいいのか...どうすればいいのか...その答えをみつけていく事、それが生きていくという事なんじゃないかなと思えるようになりました。「今」を生きていられる事、この本に出合えた事、すべてに感謝します。
この本は自分のこころに直に働きかけてくれ、同時に心を癒してくれる優しい本です。世知辛い世の中で、自分の存在価値を見失っていた私がこの本と出逢い、本当に心が洗われ、そしてすくって頂けました。自分の人生の課題をもう一度しっかり見つめて頑張っちゃおうと思える一冊です。左手にはバスタオルを持ってお読みください。愛があふれている一冊です。
飯田 史彦の本生きがいの催眠療法―光との対話が人生を変える
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