北朝鮮旅行記・滞在記の本
風俗ライターが行く わくわく北朝鮮ツアー
「風俗ライターが行く」というタイトルで、いったいどんなことが書いてあるのかなってことで、期待をふくらませつつ、気軽な感じで読み初めたのですが、ふたを開けてみると、おちゃらかなところなどはなく、誠実できちんとした本でした。
タイトルにギャップがありすぎるでしょうか。 著者は庶民的なアプローチをしようと試みたはずだが、その目的は達成されたのであろうかと思います。 そのため、この本のコンテンツはなんだったんだろうかというところが見えにくいですね。 ただ、ツアーの進行とともに、ツアー参加者やガイドとの人間模様の変遷を描写することにより、話の流れにふくらみを持たせ、著者の考えをうまく表現しています。 それと、よく下調べした資料と共に、著者が行って見て感じたところが伝わってきます。
単なるサブカル本ではなく、ガイドや、ともにツアーに参加した人々との関わりあいを、面白おかしくリズミカルに描いてある本です。現地で起こる様々な事件をテンポよく紹介してあるので、読んでいてまったく疲れませんでした。大笑いできる内容でもあり、最後は胸がギュッとしめつけられるような切なさを感じられる本でもあります。「素人が見た北朝鮮」を読めるところが好印象でした。「風俗ライターが行く」というタイトルに無理矢理感があったので、星ひとつ減らしました。
社会学者でもない、作家でもない、有名人でもない”風俗ライター」”という、著者の肩書きに興味をもって読んでみた。誰への遠慮も束縛もなく書けるのではないかと思ったからである。
思ったとおり面白い。裃(かみしも)を着けたような堅苦しさがない。映画でも見ているように情景が目に浮かび読みやすい。限られた小さな事実から真実を洞察しようとする姿勢が良い。しかも、それがひとりよがりではなく、歴史的な事実や他の文献に裏打ちされているからすごい。また、人間を見る目に暖かさが感じられ、心がじんとする。読後、満足感が残った。
筆者の納得いくまでの下調べと、周到で念入りな準備がなされた上での北朝鮮行き。その成果としてのこのルポルタージュは、筆者の卓越した文章力と相まって、我々がもっとも知りたい「近くて遠い国」の現実にぐんぐんと引きずり込んでくれる。久しぶりに「おもしろい」旅行記を読んだ。
世間に出回っている北朝鮮“トンデモ”本の一種なのかと思って読んでみたのですが、
いや〜、これが意外にもよく書けているので感心しました。 筆者は風俗ライターをなさっているらしく、 「北朝鮮にも風俗地帯はあるのか?」という素朴な疑問から 実際に現地を取材して(!)、その体験を元にいろいろ調べて書かれており、 北朝鮮の“性風俗”の歴史を中心に、その他様々な文化やら歴史やらを おもしろく、分かりやすく解説してくれています。 バカウヨともバカサヨとも違った、 風俗ライターとしての独自の姿勢を貫いていることにも好感を覚えました。 北朝鮮をよく知りたい人には“オススメ”の一冊です。
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