スイス旅行記・滞在記の本
スイス・アルプス山里めぐり―ゆったり旅の完全ガイド
スイスものでは信頼出来る著者による「観光地でない普通の町や村」のホテルに
泊まる方法を集約した一冊。 ・行く前の準備(宿泊候補地のリストアップや時刻表の確認等) ・料金と設備は比例しない点 ・観光地から少しずらすだけで快適なところに安く泊まれる 等々を体験談(良いホテルも悪いホテルも全て実名)で綴っています。 実際にスイスを自由旅行で回る際には参考になること請け合いです。 但し欠点もいろいろあります。 ・(これは書籍の常ですが)情報が2004年レベル ・利用したホテルの一覧表がない(あれば本文中をいちいち探す必要がない) ・固有名詞(=地名)の連続なのに地図が使いづらい (『歩き方』等のガイドブック必須) ・ホテル協会の基準と現実の相違を述べるので有れば、基準も(箇条書きで良い) 参考程度に載せるべきでは? ・(著者の言い分も分かるが)少し我が儘とも思える部分が散見される 等々がやはり気になるのです。 総合力では同じ著者による『スイス・アルプスひとり歩き術』や『スイス鉄道 紀行』の方が紀行ものとしても実用書としても、より優れていると思うので 今回は星3つに。
日本のガイド本にはなじみのない所が、(スイス国内では有名所)が紀行文としてまとめてあり、そんな日本では情報が得られない所に行くための情報が丁寧に書かれていると思いました。
また、ホテルの裏事情も結構書かれてあり、ホテルに休業日があるということを初めて知りました。家族経営のホテルの厳しさも観光国の顔から想像出来ず、意外な面もあるとわかりました。 忙しい毎日を送っていると、ついおまかせツアーで出掛けてしまいますが、はやり手間暇をかけないと美しい風景も半減なのかもしれません。
「山里」という言葉にどんなイメージを持つか、それは人さまざまだろうが、この本でいう山里は便宜的な用語で、渋好みの民俗的な関心の対象ではない。言ってみれば、人気の高いアルペン・リゾートではない「アルプスの普通の町村」ということになるだろうか。ガイドブックには載らないので知名度は低くても、アルプスには魅力的な候補地がたくさんある、ということを体験を通して語っており、観念的な解説ではなく実地で示している点が好感が持てる。
紀行本を読むと、自己流の旅行のノウハウを得々と書いている例を見かける。ときには参考になる話もあるが、特殊な状況のケースや断片的な知識では、本当の意味で旅行者の身には付かない。他人に教えるには、やはり情報が体系的に整理されていないといけない。この本には地域別の案内もあるけれど、別の章でインターネットを使った情報収集やホテルの設備などの基本をしっかり押えている。それらをきちんと把握してこそ、臨機応変にいろいろな応用ができるというものだ。 ただ、こういう土地を選んで旅行をするには、ある程度の旅行歴(もちろん個人旅行で)が必要だと思うし、列車やバスの本数とか両替など、アルペン・リゾートにはない不便な面もあるので(その対応方法は本に書いてある)、それなりの前向きな姿勢と、贅沢を追求しない心がまえも不可欠で、漠然とした興味で読んでも得るところは少ないだろう。
本のタイトルから想像して、私が「スイスの良き田舎を多数紹介している本であろう」のと思ったのが間違いのようです。第1章の「スイスにはこんな山里がある」は60ページくらいで、行った場所の紀行をだらだらと説明している。スイスを良く知っている人は良いだろうが、この本を読みそうな人は、スイスの詳しい地図を横に置いて読む必要がある。また、例えば「ある場所からある場所へ行った」という8ページくらいの文章の後で、次の機会に同じ場所に行った6ページくらいの文章があったが、そこの地名や街道名などに慣れていない私は、しばらくして、次回同じ場所に行ったときの文章だということが分かったり、突然「例のホテル...」という説明が出てきて、5ページくらいの説明を読み直したりした。全てがこの調子で、読者の理解を深めようとした/分かりやすい/読みやすい文章になっていない。第2章は「山里めぐりに必要な実践的ノウハウ」は110ページくらいで一番ページを割いてはいるが、ノウハウをまとめれば20ページくらいで済むところを、どうでもいいことを含めて、旅先であったことをだらだらと説明している。第3章は80ページくらいで、行きつけのホテルのオーナーが飼っている犬との交流などが説明されている。あまり参考にならない本でした。
この本は著者の着眼点とポリシーが明解で、とても個性的なスイス案内です。毎朝30分早く起きる気になれば、静かで雰囲気が良く、そのうえリーズナブルなホテルに滞在できるという話は、何度かスイスに行った人には合点がいくと思います。
私も初めての旅行では人気のリゾートに泊まりましたが、団体ツアーも来るので大混雑、日本語が飛び交うホテルや食堂には(そういうものと聞いていても)興醒めでした。 私には馴染みのない地名が多いのですが、著者のナマの体験が書かれているので具体的で、なるほどと思うことばかり。リゾートにはないホテルの休業日とか、田舎での両替、ネットで情報収集する方法など、役立つ事柄が随所に盛り込まれていています。 屋根裏部屋で頭をぶつけたり、開かない玄関と格闘したり、ユーモラスな体験談も面白くて、一気に読んでしまいました。
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