ポルトガル旅行記・滞在記の本
ポルトガル 小さな街物語 単行本
この本は、いわゆるふつうのガイドブックではありません。
著者の丹田さんの思いとか、ポルトガルの空気がつまっています。 なかでも、ポルトガルの哀愁と憧憬の青。 この青に魅せられて、ポルトガルに行きたくなります。 写真も文章もちゃんと思いがはいっていて とってもうつくしく、素敵です。 その国にほれ込んだ人が書いたその国の説明は とっても小気味いいですね。
読んでるときは、著者のことばに誘われて、見知らぬ街を訪れているような懐かしい気分になります。臨場感、ばつぐん!読んだあとも、いくつかの風景やことばが、心地よい余韻として、記憶の中をさまよってます。たとえ旅行できなくても、すてきな小説を読んで、主人公に感情移入しているときのような、うれしい気持ちになってきます。大西洋のアソーレスに出かけるなんて、いつのことか分かりませんものね。
たっぷり載ってる写真がきれいなので、パソコン横の本棚にいつも置いています。でも、ほんとうに旅行できる日が来るかもしれません。そんな気分にもさせてくれる一冊です。
旅行記,旅行ガイドは数多くあれど,これほど自らの足で,自らの目で見たことだけを紹介したガイドは私は今まで見たことがない.
ポルトガル.名前は知っているし,機会があれば旅行をしてみたいとは思う.だが人工1000万というこの国は,お隣のスペインに比べればマイナーな国だし,「ポルトガルの町」「ポルトガル料理」と言われてもイメージは漠然としたものだ. 京都で小さなポルトガル料理教室を主宰する著者によるエッセイは,旧来の旅行ガイドには見られない視点が満載だ.通常のガイドブックにありがちな著名都市のありきたりな解説はそこそこに,ポルトガル研究家ならではの,市井の視点からの叙述が繰り広げられる.「神が住む」との神話のある大西洋の秘境,アソーレス諸島に,みずから数週間の取材を重ねたくだりは圧巻である. 名も知れぬこの本の著者は,好奇心だけで暇を見つけ,20年にわたりポルトガルを取材したという.「小さな街の物語」と副題がつけられたこの本には,大上段ではない,真のポルトガルの街の姿が綴られている.ひさびさに衝撃を受けた圧巻のガイドブックである.
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