イギリス旅行記・滞在記の本
イギリスはおいしい (文春文庫)
これはとても面白かった!
イギリスはおいしいという題名のくせにのっけからいかにイギリス料理がまずいかを丁寧に説明され、具体的な作り方を示されて、まずいという噂のイギリス料理がどのようにまずいのか実によく判った。あまりのことに笑ってしまった。イギリスはおいしいという本なのに! その後はそれでもいろいろな、ほんわかしたりすごかったりするイギリス料理のエピソードを踏まえて、とても楽しく、文章も軽くて読みやすかった。 エッセイ物にありがちな最後は書き逃げではなく、1冊の読み物として纏まっているので、読後感のとても良い本だった。
イギリスは食い物のまずいところだと世界的に有名なようだけど、そんなことはないさ。
料理というのは、習慣であるからして。確かに、塩加減がぜんぜんなってないし、魚も野菜も崩れるくらいに全部煮こんじゃって歯ごたえも何もない。でも、イギリス人の個人主義が僕は大好きだし、気のいいやつらなんだよ? 君もイギリスに暮らしてみるといい、 グニャグニャの塩気のない野菜料理もすきになる事、うけあいだぜ! というようなことが、書いてあるエッセー。 確かに、つまんない愚痴を聞きながら食べる高級焼肉と、 楽しくお話しながら食べるラーメンだったら、 ラーメンのほうがうまいに決まってる。 でも、 イギリスの料理そのものがまずいことには代わりがないんじゃないかしら? なんていいながら、あたしこのエッセー大好き。もう3回は読んでる。 リンボウ先生の語り口調がいいし、べたべた感傷的じゃないのにイギリスを好きなことがつたわってくるところが好き。 主食と副食という概念が、あちらにはない。 日本に昔からある風習と似通ったところがないと、例えば、ハロウィンなんかを日本に持ち込んでもねずかない。 という、話にはなるほど!と、思った。
エッセイ、と言えば気楽で気軽で軽い・・・というイメージでしたが
この本は違います。 リンボウ先生の薀蓄・博学が存分に読めて、 軽いタッチながらもイギリスや料理に関する知識が増えていきます。 面白いですね。 こういう切り口、書き口を 「ユーモアがある」というのだろうな、と思いました。
ロンドンには10年ほど住んでいました。70年代から80年代の初めにかけてですが、もしこの筆者が当時のNYやLAも同時に経験していたらーイギリスの比ではない。人の食べ物ではありないレベルでしたから、そんな比較もあったほうが分かりやすい。日本に帰りたての頃、東京で1〜2を競うお蕎麦屋さんの汁が異様に感じた。また、グルタミンソーダの味に舌がついていけなくで、妙に甘いラーメンスープ。筆者はそんな体験はあるのだろうか?
ソーセージといったら、ドイツ?残念ながらこういう程度の理解、知識、食欲しかないのでは、ちょっとした無駄話を何故かどうしてか本に。...何かショッキングと思われるタイトルをつけて売ろう!イギリスのことを書いているが、いかにも日本的なこの著者のレベルだから、そうなんだぁ、納得できる人もいるーそんなレベルではないだろうか。もちろん、井形〜よりはずっとまともではありますが。
若い頃からイギリスに行って見たいと思いながらも、気になる点があった。それは食事がまずいと、誰もが言っていたことだった。対岸のフランスから、海峡を超える気になれなかった。
そんな訳で、この本を見つけた瞬間に「読もう!」、と思った。 読んだ結果、うーんイギリスにも数々のおいしそうな物があるのだと納得。コックス(りんご)、フィッシアンドチップス(フライドポテト)、スコン、ローストチキン・・・とか。 一方でこの本の面白さは、イギリス人のこだわり、気取りとかウィット、食卓を囲み会話を楽しむ姿を、数々のエピソードを通して伝えてくれた。 鉄道旅行での、指定席の張り紙を「僕は信じない」と言って、誰もが料金を払わず乗り過ごす大胆さ。フランスを揶揄して"It's very French"と見栄を張ったり。 Traditional English Tea をtake awayする時の、一流ホテルのウェートレの"Certainly !"と微笑の対応。 営業時間外に、ワインをアイスクリームと称して売るおじさん。スコラーガウンを買うときの店員婦人の謎めいた微笑。 ルーズリーさんの娘さんの手作り披露宴と、ご夫婦の暖かいもてなし。ストレンジ家のユーモアあふれる食卓・・・。 食事は並み以下の場合があっても、そこには心温まるイギリス人がいる、と教えてくれた。
イギリス旅行記・滞在記の本イギリスはおいしい (文春文庫)
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