沢木耕太郎の本
天涯〈第2〉花は揺れ・闇は輝き
小説家が写真集を出すというと、何か不誠実なものを感じてしまうが、この本に関しては心配ご無用。
プロの写真家ではないのだから、写真の善し悪しは問題ではない。 今までの数えきれない旅の中で殆ど写真を残さなかった著者が1990年から旅にカメラを持っていくようになる。しかし撮らない。たまたま持っていったカメラを、たまたま持って歩くことがあった時だけ、たまたまシャッターを押す。そういった「偶然」の写真だが、後で見てみると何か独特の意味をもって見えてくる。 その様な写真達を素材として再構成していく、この工程に「手抜きがない」実に誠実に作られた本なのである。
沢木耕太郎の本天涯〈第2〉花は揺れ・闇は輝き
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