春江 一也の本

ウィーンの冬

 
前二作と相対評価されてしまうと厳しい(2006/01/21)
「プラハの春」「ベルリンの秋」に続く三部作の完結編という触れ込みだったが、標準以上の作品ではあるものの、前二作に比べるとちょっとインパクトに欠ける内容で残念。映画と一緒で、パート2、パート3と続くごとに質が落ちていくのは世の常か。まあ、相対評価で質が落ちるという話であり、この本が単独で世の中で存在していれば、それなりの評価を受けるはずである。著者が元外交官であり、自分の実際の経験を脚色して書いていると思われる箇所もあり、現場感覚に富んだ現実的なタッチで書かれているのが魅力。
 
シルビア・・・・・・(2006/01/06)
ひさしぶりの新作に大変期待したが、もの足りない気がした。
前作は国家(権力)、時代に翻弄され、その中で志を真っ当しようとした登場人物たちの生き様や恋愛などを他にはあまり例を見ない非常に面白い作品と感じた。今回は主人公の生活感(仕事、恋愛など)が広範ではほとんどなくなり、元ネタとなる宗教団体やテロ組織がらみの事件がすごくありふれて、春江さんらしさが薄くなったと感じた。
後半は流れがスピーディーでスリルがあり、読みやすい。
 
待望の新書だったが・・・・(2006/01/02)
待ちに待った春江氏の新作だったが、私の期待がやや大きすぎた感じ。
確かに、海外からみる日本は不思議な国であり、ある面、弱小国家ともいえる。日本は対テロ対策、新興宗教の事件、北朝鮮による日本人拉致問題など、国家としての追求が甘く、それを外交官堀江亮介の眼をとおして、問題定義している点は素晴らしい。
物語中、亮が昔の恋を思い出し、ウィーンとプラハの雪景色、プラハ時代の恩師など読者を飽きさせない工夫は随所にみられるのだが、私も、亮とシルビアのロマンスをもっと楽しみたかった。
亮介の弟、洋三氏の事故から始まる書き出しは、思わず引き込まれる。
 
ウィーンの冬
タイトル:ウィーンの冬
定価:\1,995
販売価格:\1,995
発売日:2005/11
著者:春江 一也
出版社:集英社インターナショナル
形態:単行本
在庫状況:通常3〜5週間以内に発送
合計1,500円以上で送料無料!
※ 価格等のデータは日本時間 2008/10/12 05:00:10 時点のものです。

春江 一也の本

話題の本、ロングセラー特集



リンク

人気書籍・話題の本・ロングセラー特集特集
in association with amazon.co.jp