ローマ人の物語の本

ローマ人の物語〈4〉― ユリウス・カエサル-ルビコン以前

 
ついに、ユリウス・カエサル登場(2007/12/15)
B.C.100からB.C.50年の歴史。カエサルの人生の前半が中心に描かれています。いろいろなエピソードが載っています。後半は、有名なガリア戦役が舞台です。
カエサルがB.C.100年の7月12日に生まれたのは、ローマの中心近く、「スブッラ地区」です。
カエサルは、その時代の借金王です。読書、友人付き合い、愛人へのプレゼント、そして公共事業のために大量のお金を使ったそうです。自分の資産を増やす事には使わなかったそうです。
こんな凄い人が実存したことを知り、その生き様を細かく知る事ができます。人生に大きな志を立てている人が読むといいと思います。
 
見たくないものまで見えていた目(2005/03/22)
 カエサル登場という、シリーズを通して私が最も期待していた上下2巻がこの作品。塩野さんの歴史に対する真摯な姿勢と豊かなイマジネーションが結集されたクライマックスとして、期待通りの読み応えがありました。

 たった一人の男の想像力と行動力が「パクス・ロマーナ」への道を開く。その視野の広さは、カエサルの、自己も含めた徹底した人間洞察力がなせる離れ業だった……。カエサルのカエサルたるゆえんが納得できる名著です。

 人は自分が見たいと思うことしか見ない……。大いに反省させられる言葉ですが、カエサルと凡人との違いを決定付けるこの「眼力」の違いに着目し、軸足を動かさずにカエサルに肉薄しようとする塩野さんの決意のほどが伝わって来ました。

 教育熱心な母アウレリア、息をのむような戦いを通じカエサルも一目を置いたガリアの英雄ヴェルチンジェトリクス、おそらく主義の違いを超えて人間の大きさに嫉妬したであろうキケロ。登場人物の一人一人が古代ローマという舞台で、生き生きと人生を演じる息吹が感じられます。
 
「ここを渡れば国の破滅、しかし、渡らねば私の破滅だ」…ルビコンにて(2004/08/16)
ローマ人の物語、文庫化してから買おう…と思っていたのですが、
どうにもこうにも「勝者の混迷」以降の文庫化が進んでくれないので、(近日されたようですが、遅い!)とうとうハードを買いました。

しかし、買って悔いナシです。

二冊あわせると広辞苑ばりの厚さになるのですが、上下巻一気でした。クロス・ザ・ルビコンで切られたら止まれません!

カエサルという男の魅力と、
もちろん彼の行動の政治的意図も絡め、
塩野流に描き出す、怒涛のローマ世界。
混迷の時代を超え、安定までもう少し…という、一番不安定な時期のローマに現れた英雄、どうしてこんなに有名なのか気になる人も、これを読めば納得。
男も女も魅了されたローマ人のなかのローマ人、いい男です。
 
楽しく読んでいます。(2004/08/06)
 早速の手配うれしく思います。書籍の梱包状態や配送の期間など申し分ありませんでした。本の内容と直接関係ありませんが、カバーに帯が付いていなかった事が気になりました。でも、読みたかった本が自宅にいたままで手に入る幸せを実感しています。というのも、田舎では欲しいと思う本を入手するのに苦労しています。
 
理想のローマ人(上)(2004/06/06)
 自分はカエサルを書くためにこれを書き始めた。文庫版の広告文に確かこの様なことが書かれていた様に記憶しています。それほどまで言うのはちょっとセールストーク臭いですが、必ずしも的外れではないように感じました。寛容、信義、堅実、機知、綿密、雄大、まさにカエサルこそが、著者の描くローマ人そのものであるからです。

 本書はカエサルの人生の雌伏、飛翔の時代を主に追いながら、共和制末期のローマの混乱を極める政情についても眺めていきます。そして、そのなかでの一番の見所といえばやはりガリア戦記の部分です。その一年一年を丹念にされる戦況の描写、虚々実々の元老院との駆け引きは、正に圧巻となっております。しかし、著者も言われているように、ガリア戦記のことはカエサル著のガリア戦記を読んでしまえばよいことで、塩野七生でなければ!ということもない。

そこで私は、事績を追うところからすれば、複線ともいうべき部分にこそ、著者の著者たる所以があるのではないかと思うのです。それは何かといえば、金と女。もっといえば、他人とのカエサルの付き合い方です。金と女については、一節を割いてそれについて書かれていますが、私はむしろ、このことこそ主旋律となって、上下両巻全体のテーマにもなっているのではないかとすら思っています。なぜカエサルばかり得をするのか?なぜ人はカエサルを選んでしまうのか?そこのところの答え探しこそ、塩野七生でなければ出来ないことです。その問いへの著者のアプローチはまた見事なのです。歴史学の枠にとらわれず、偏見のない資料集めは、クラッススとの奇妙な関係、ガリアのその後、爽やかな不倫など、カエサルの行動の不可思議な結果を見事に説明してしまう。その縦横無尽の想像力には、まったく脱帽です。その想像力がこれからどのようなカエサル像を描き出していくのかまったく見もの。さぁ、下巻だ下巻!!
 
ローマ人の物語〈4〉― ユリウス・カエサル-ルビコン以前
タイトル:ローマ人の物語〈4〉― ユリウス・カエサル-ルビコン以前
定価:\3,255
販売価格:\3,255
発売日:1995/09
著者:塩野 七生
出版社:新潮社
形態:単行本
在庫状況:通常24時間以内に発送
合計1,500円以上で送料無料!
※ 価格等のデータは日本時間 2008/09/07 05:01:11 時点のものです。

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