ローマ人の物語の本

ローマ人の物語〈1〉― ローマは一日にして成らず

 
古代ギリシアに限った評価(2007/05/11)
私が判断することができるのは古代ギリシアに限られますが、その範囲内で判断すれば、かなりいい加減な叙述がされているといわざるを得ないです。もう少し、正確に書いてほしいし、あまりにも古臭い歴史認識で、残念です。
 
躍動感溢れるローマ史のはじまりはじまり。(2006/01/07)
 塩野女史に始めて出会ったのは『ローマから日本が見える』(集英社インターナショナル)です。その明晰な文章と着実に積み上げられた論理構成に感銘を受けて以来,この『ローマ人の物語』シリーズは何時か手に取りたい本でした。そして,遂に読み始めたというわけです。

 本書ではローマの建国から,第一次ポエニ戦役直前までの500年間を題材としています。「序章」」で,「後にローマが大をなす要因のほとんどは,この五百年の間に芽生えはぐくまれたのである。青少年期になされた蓄積が,三十にして立ったときにはじめて真価を問われるのに似て(P. 14)」と述べられているように,まさにローマは黎明期です。まず,この一冊を読んでしまったならば,続けて読まない訳にはいかないでしょう。
 かつて世界史の授業で習ったローマはまったく印象に残っていませんが,塩野女史の手によるこのローマの躍動振りには驚かされます。一体,高校の時の世界史とは何だったのでしょう。
 
共和政ローマの誕生。(2005/03/15)
 この本は価格は高めだがそれだけに読み応えがあるし、無駄なセリフも一切無いので歴史や教養の教科書としても利用できる。とにかく最終巻まで多くの人名・地名などのカタカナが出てくるので、ある程度読んだらまた戻って読むのもいいかもしれない。
 
偉業への第一歩(2003/06/14)
 ご存知、連作の大一巻です。内容はローマ建国から、共和政確立までを扱っているだけですが、この一冊だけでも読んでみても、著者のローマ史に関する一貫した考え方が、強く感じることができます。いや、資料の限られているこの期間だからこそ、強くそれを感じるのかもしれません。王政期から共和政初期にかけての時期を神話だと、一刀両断する学者もいるようですが、著者はそんなことをあまり気にしていないようで、むしろ、神話であっても史実であっても、帝政期まで連綿と続いたローマ人気質の源流をこの時代の逸話から掘り起こそうとしているようです。自らを「シロウト」と呼ぶ著者は、まさに「シロウト」としての自由さを武器に、個々の出来事の真偽をひとまず置いて、この時代がローマ史の中でどのような位置にあるのかを一段高い位置に立って、読者に示してくれているのです。

 このローマ人の物語を以って、ギボンのローマ帝国衰亡史に比するのは大げさでしょうか?しかし私としては、この一連の塩野氏の著作は歴史に残る偉業としても決して差し支えのない立派なものであると思っています。このシリーズはどこから読んでも、ちゃんとわかるようにできていますが、やはり本書から読み始めるのが良いように思います。かく言う私も途中から読み始めたクチなのであまり大きく言えないのですが、やはり第一巻から読み始めた方が全体をより深い理解の下で楽しめるように思うのです。
 
ローマへの愛(2002/10/06)
ローマのスタートから始まるんですが、まあ史実的に面白い話が無い中、頑張って書いてあります。導入部として押さえなければならないんだけど、話としては面白くない・・・
ただ、ここをちゃんと読んでおくと後がとっても面白くなるという不思議な構成に。
 
ローマ人の物語〈1〉― ローマは一日にして成らず
タイトル:ローマ人の物語〈1〉― ローマは一日にして成らず
定価:\2,415
販売価格:\2,415
発売日:1992/07
著者:塩野 七生
出版社:新潮社
在庫状況:通常24時間以内に発送
合計1,500円以上で送料無料!
※ 価格等のデータは日本時間 2008/07/20 05:00:31 時点のものです。

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