沢木耕太郎の本

人の砂漠 (新潮文庫)

 
独特の時間を味わえる一冊(2009/03/20)
二週間の休暇前にこの古ぼけた一冊を手に取って、アジアに旅に行った。
裏表紙から「ミステリアスな濃厚ルポ」という感じの印章を受けたが、
実際は作者の文章力からとにかく読みやすい。

しかし、内容はというとやはり濃厚。
売春婦の収容施設「棄てられた女たちなユートピア」
クズ集めを取り仕切る小さな工場の話しの「屑の世界」が特にお気入り。
旅先で読んでいるとこれは日本の話なのか、どこか遠い国の話なのかわからなくなることが多かったのは、
3内容が0年前の話だといっても、あまりにも普段の生活(世界)からはかけ離れたルポだという事と、
おそろしくリアルなルポだからということだと思う。

しかも読んでるうちに当時の作者の年齢が自分と同じくらい。
この作者を知らなかったことを後悔したと同時に、
これから沢山の著作を読めるということをうれしく思った。
 
沢木耕太郎の(2006/08/05)
最高傑作はこのルポ集じゃないかな。20台半ばでこの洞察力と文章力。素晴らしい。最近では臭いと評判の沢木文体だが、やっぱり才能に溢れてるよこの人は・・・。
 
素敵な「鼠」だ。(2006/06/23)
一風変わった登場人物達。
数編のエピソードから構成させている。

「鼠たちの祭り」に痛く感動を覚えた。
商品相場の世界が、書物に登場するのは、そう機会が多くは無い。
K氏の低迷期に、道に迷ってふと見上げると目の前に現れたものは、なんと・・・。
運命とは、そう言うものかもしれない。思わず目頭が、熱くなった。

そして、「鼠」の意味。
なるほどと思った。そして、素敵な解釈だと心が震えた。
素敵な「鼠」達に乾杯!!
買って買って買いまくれ!!
 
濃密なルポタージュ(2003/06/01)
窮乏者、元売春婦、辺境の孤島に住む人々、鉄くずの仕切り屋、革命家、詐欺師・・・。社会では影の部分に位置する人々にスポットを当て、執念深いほど深く、抜かりの無い、己の身体を駆使して、この濃いルポタージュを完成させている。それぞれの人生は、様々な状況に翻弄されている。筆者は思想性を抜いて、客観的な立場から彼らの人生を観察し、その思考や経緯について解釈している。筆者のルポライターとしての洞察力に感嘆させられ、文章に対する研ぎ澄まされた鋭利な才能を感じた。
 
人の砂漠 (新潮文庫)
タイトル:人の砂漠 (新潮文庫)
定価:\740
販売価格:\740
発売日:1980/12
著者:沢木 耕太郎
出版社:新潮社
形態:文庫
在庫状況:在庫あり。
合計1,500円以上で送料無料!
※ 価格等のデータは日本時間 2009/08/14 05:00:15 時点のものです。

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