岩明 均の本
骨の音 新装版 (KCデラックス)
寄生獣でずっぽり作者にはまってしまったのですが、七夕の国には正直失望してしまいました。勿論寄生獣系ばかりを書く作者が岩明氏では無いとはわかっていましたが、何か期待していたんです「寄生獣」っぽい感動を。。
そんな中で私がお勧めできる漫画がこれです「骨の音」。これは1巻限りで且短編物なのでショートストーリーですが、どれも1本たりともはずれがありません。デビュー期の頃の作品が多いのでまだ荒削りですが、やはりストーリーは寄生獣とだいぶ異なっていても、原点はやはり「これっきゃない!」と思わせてしまうシリアスな話が多いです。 悲しい結末が多いのも事実なのですが、どうしてでしょう?この本を読むと悲しさに加え愛おしさも出てくるのです。だから心からなかなか離れない寄生獣も最終的には環境がキーになってくるのですが、本書でも大都会と片田舎での葛藤や「なるほど。この時から寄生獣の伏線みたいなのがあったのか?」とも思えるお話もあります。そしてどんな人間でも生物を愛しく思える気持ち、これは寄生獣でもひかれた犬の場面がありましたが、本書でもデジャブを感じるシーンがあります。 彼の本は確かに物騒な描写が多々あるけど、それ以上に慈しみたい・愛しい気持ちを感じる場面もどうして、多いのも事実なのですよね。 これだけは言えます。寄生獣にはまった人は絶対お勧め。
自殺未遂の少女や、心を病む少女などが圧倒的なリアリティを持って迫る短篇集、ハズレなし。リアルすぎて胸が苦しくなるくらい。よくある〈生きざま系〉と違うのは、生き方がいい加減じゃあないところ。怠惰に流されるのではなく、なるようになれとの若さゆえの青い諦念とも違い、人生に真摯でありすぎたゆえの心の病や自暴自棄であったりする。若者よ、センチメントに甘えるな!
岩明 均の本骨の音 新装版 (KCデラックス)
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