ドラゴン桜の本
ドラゴン桜 (2) (モーニングKC (927))
巷には、勉強法や資格取得法などの本があふれており、
私も何冊か読んでみたが、 そのどれにも納得できずに今に至っているわけであるが、 ドラゴン桜は、へたなHOW TO本よりはるかに有益である。
柳先生が入りスパルタ合宿が盛り上がっていく。厳しい時間制限で計算を繰り返させる。
矢島が切れて水野がやや挫折するがこいつらは不器用な性格をしているから情熱を再び取り戻すことは難しいことではないだろう。矢島は桜木の名言が相当効いたようだ。教師陣も再雇用試験がスタートした。一部は納得できなかったようだが?
1巻のコピー「東大は簡単だ!!」はファクトでは無いですが、ドラゴン桜は受験勉強の意義を改めて考えさせてくれる作品だと思います。一応物語全部読みましたが、もし全巻揃えるのに抵抗がある方は、この2巻をまず読んでみてはいかがでしょうか。水野と矢島の苦しみは、ほとんどの受験生が抱えるそれと同質のものであり、ここを如何に乗り越えるか。人生というものが、乗り越えるために存在するものであれば、受験勉強というものは、結果がどうであれ若者にとって、大変意義深いものであると認識できるのではないか、と思うのであります。エスカレーター式の大学付属高校に入っとけば良かったなどと思われている一般高校生の皆さんにむしろオススメです。
基本は勉強を楽しんでやろうってこと。数学はゲームだといってゲーム感覚で問題を解いたり、英語を歌や踊りで覚えたり、いろいろ工夫して、楽しみながら身体全体で学ぶ。
といっても、勿論これだけじゃなく、教科ごとに勉強テクニックが紹介されている。 数学は、事務処理能力、いわば言われたことを速く正確にこなす能力、を高めることから始まる。正解は1つ。独創性は求められない。数学の基礎、ここに極まり。 次に、数学は暗記科目という点にも注意したい。解き方のパターンをたくさん暗記することで、いろんな問題に対応できるようになる。確かに問題を読んで考えるというよりも、頭の中の引き出しから解法を出してくる感じなんですよね。はっきり言ってその場で考えていると間に合わない。 一方、英語は、単語の意味を推測するという技術が素晴らしい。「推断」の意味を考えよ、というのは見事。英語も日本語と同じように学べばもっと簡単に学べるはずなんですよね。日本語も英語もその他の言葉も、表現しようとしているものは、同じ世の中にあるものであって、ただ表現方法(法則)が違うだけなんだから。 またこの巻では、桜木が一般の仕事にも通ずることを言っている。 勉強を日課にしろ。型にはまれ。真似から入って真似ができるようになったら改善する。出題者の気持ちを理解しろ。 う〜ん、仕事できる人は、大抵これらのことをやってるなぁ。
どんな勉強も学問も芸事も、最後は独学です。
いくらいい師匠に着いていても、いつかは師匠から離れなくてはなりません。 そうじゃないと師匠より先にはいけないからです。 でも、どんな勉強も学問も芸事も、最初は師匠に着いた方がいい。 最初はその分野に不案内なので、導いてくれる人がいると楽です。 最初から独学で始めちゃうと、つまらぬところで躓いてしまい、時間がかかったり、やる気をなくしたりしがちです。 最初はしっかりした師匠について、基礎的な「型」を身に着けちゃった方が、結局のところ上達は早いんです。 『ドラゴン桜』2巻を再読していたら、こんなシーンがありました。 思ったように上達しない生徒の矢島がキレてしまいます。 型にはめるような勉強法に反発するのです。 いちいち・・・ ペースだのテンポだのって 人を機械扱うみていに言うな! あんまりカタにはめるみてえなこと連発されると 頭にくるんだよ! それに対して桜木先生は答えます。 ”カタ”がなくてお前に何ができるっていうんだ 素のままの自分からオリジナルが生み出せると 思ったら大間違いだ! 創造するって子とはまず真似ることから始まるんだ! ”カタ”にはめるな!なんてホザくやつは ただのグータラの怠け者だ! 桜木先生の言葉を聞いて、目からウロコが落ちました。 確かに最近は、個性重視で型にはめるのも、はめられるのも嫌います。 でも、型にはまるメリットまで忘れられちゃっているのではないでしょうか。 特に基礎的な部分は型にはまった方が有利なんですよね。 型にはまることを嫌う人は、何かを成し遂げることがめんどうなだけの、グータラの怠け者なのかもしれません。
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