ブラックジャックによろしくの本

ブラックジャックによろしく (6)

 
命の値段。(2007/04/27)
5巻〜8巻のテーマは、治せない病気「ガン」。
ガン患者にどのような治療を行えばよいか、答えのない問題だ。何らかの答えを出し、自分の答えだけが正しいと思い込んでいる人はこの漫画を読んだ方がいい。いや、ガンに関わる全ての人はこの漫画を読むべきだ。読んで死の恐怖を味わうべきだ。
前巻(5巻)で、抗がん剤の苦しい副作用に耐えた辻本さん。しかし抗がん剤の効き目はなかった。日本で認可された唯一の抗がん剤の効果がなかった以上、もう打つ手はない。斉藤は未認可の薬を使いましょうと庄司に言う。しかし庄司は突っぱねる。庄司には未認可の薬を使った苦い経験があった。
その時に問題になったのが金である。未認可の薬にはとにかく金がかかる。日本の法律において混合診療は違法。したがって、保険適用外の薬を使うなら、その他の薬にも保険を適用することができなくなる。
庄司は自腹を切って患者に薬を投与し続けるが..
 
お医者さんに読んでもらいたい漫画(2005/08/22)
患者は、自分の病気を少しでも楽にしてもらいたくて医者に頼ります。患者の症状を見ない、思いやりのない治療(マニュアル重視、売上重視な治療)を行う医者が横行するなかで、医者の本当の義務は何かを真剣に悩み、本気で患者を思いやる主人公の行動には心を打たれます。私もこの主人公のように馬鹿がつくほど患者を思える医療従事者になりたい。

毎日適当に治療に当たっている医者に是非読んで頂きたい。
 
漫画界のみ○も○た…かな?(2005/08/09)
「すさまじく非現実的な内容」を
「現実に即したドキュメンタリー的な側面のある漫画」であるかのように仕上げ、
「そういうもの」を求める読者相手に商業的成功を勝ち取った、いわば制作側の
技術と計算の勝利的作品。

読者がどんな煽りに反応し、興味を持ち、怒り、どんな欲望を持ち、自分のこと
をどんな人間だと思いたがっているか、それら全てを知り尽くした上で、徹底的
に読者を煽りまくり釣り上げることに成功。まずは儲かっておめでとうと言いたい
し、ついでに言うなら、こんな漫画で、み○もん○レベルのエセ問題意識を仕入
れたにわか医療問題マニアの襲撃を受けるであろうドクターやナースには、実に
ご愁傷様と言わねばならないだろう。作者もちょっとは謝った方がいいな。

この漫画は、次のような方に向くと思われます。
・気軽にパッと読めて、ちょっと深刻な気分を楽しめる作品を求めている
・自分はなかなか意識の高い人間だ、と思うのが好き
・医者を否定する・貶す読み物が好き
・この作者のファン
・「島耕作は自分の人生の目標であり、もっとも尊敬する人物」という人

それ以外の方は、ちょっとムッとしたり、嫌な気分になったり、くらーい気持ちに
なったり、作者になにか一言いってやりたくなったりといったストレスを覚悟した
上でお読みになる決意が必要です。もちろん、読まない、という選択もあり。
 
医原病(2005/04/09)
恐らくほとんどの読者はこの漫画をみて「医学と生命に関する問題」を深く掘り下げているなぁと感じるだろう。

しかしそれはみな「現代医学」というものを信じているからそうなるのであって、私のようにとっくに現代医学に見切りをつけているもの(早い話、癌にかかっても普通の医者には行かないと決めているもの)にとっては、ここに書かれた医療の現場の矛盾というものは、ことごとくその原因が現代医学そのものに存在する「医原病」にすぎないのである。したがって私は個人的には「対岸の火事」のようにこの漫画を読むことができた。

が、それにしても……。

圧巻は抗ガン剤の正体(日本で使われる経口抗ガン剤は副作用は少ないが癌にきかない。だから使われているのはほとんど日本だけで、莫大な売り上げも日本で売れているからだ)を赤裸々にさらしていることではないだろうか。製薬会社と医者の癒着などの裏側についても突っ込んでほしかったが、これだけでも衝撃的だろう。「何なんですかそれは!」という主人公のセリフ、この事実を知れば日本中の人が共感をもって同じように叫ぶのではないだろうか。

とにかく、自分の体なのだ。医者まかせにする前に、どんな医者を選ぶかを決める前に「どんな『医学』に頼るか」までを考えた方がいい。「現代医学」絶対の立場からは、そこまでは見えて来ないだろうから。それがあえていえばこの漫画の「限界」ではある。
 
あなたの前には絶望しかないと言われても(2004/11/11)
世界中で使われている抗がん剤は日本で使えないものが多く、
日本で使われる抗がん剤は効かないものが多いので、日本でしか使われていない。
その中で未承認の抗がん剤に頼るとあなたの人生はどうなるかが描かれる。
交通事故で突然自覚無しで死ぬのと、こうやって「がん」で自覚あるまま
死ぬのではどちらがよいと聞かれているようだ。
これでは医者が告知を嫌がるのもわかる。
患者に死を告げるだけの存在になりかねないからだ。
こんな現実の前では「患者よ、がんと闘うな」という医者が出ても不思議で
ないし、そうした方が賢いとも思う。
(というか闘いの先に希望が見えなくては苦しむだけ損だ)
医者にも患者にも闘える環境が日本にできるのはいつのことか?
 
ブラックジャックによろしく (6)
タイトル:ブラックジャックによろしく (6)
定価:\560
販売価格:\560
発売日:2003/07/23
著者:佐藤 秀峰,長屋 憲
出版社:講談社
形態:コミック
在庫状況:在庫あり。
合計1,500円以上で送料無料!
※ 価格等のデータは日本時間 2009/08/14 05:00:11 時点のものです。

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