井上 雄彦の本
バガボンド―原作吉川英治『宮本武蔵』より (10) (モーニングKC (755))
概要:
全世界で1億部を売り上げた『SLAM DUNK』の作者井上雄彦氏が 歴史小説界の巨峰・吉川英治氏の創作小説 『宮本武蔵』 を元に 大胆なアレンジを加えて作り上げた剣豪漫画。 基本的な設定と大筋は原作通りだが、実際の内容は別物といっていいものになっている。 あらすじ: 09〜11巻まで続く『柳生編』の第2巻。 剣聖石舟斎に挑むべく、城内への侵入に成功した武蔵。 連れの城太郎が領主の犬を勝手に撲殺した事を利用し、合戦と嘯き警護の兵士に襲いかかる。 目的はあくまで天下無双・柳生宗厳の寝所であったが、彼の前に忠義に篤い柳生四高弟が立ちはだかる。 更には幼馴染みのおつうまでもが抜剣して立ちはだかり… 所感: 相変わらず絵が美しく、またストーリーの方も流れるようなプロットが美しい。 中でもおつうが笛を演奏している間の、SLAM DUNK最終巻を彷彿とさせる無言・無音の戦闘描写、 おつうの脳裏を過ぎる美化された武蔵の肖像と、交錯するようにして描かれる ずぶ濡れになって渾身の力でもがき回る醜猛な武蔵の対比図は出色の出来。 欠点は斬り合いが重要なファクターを占める本作において、肝心の戦闘描写がおかしい事。 握り方や重心や位置関係、コマ間の動きの繋がりのおかしさなどは言うに及ばず、 木刀を投げつけられただけの人間や鍔迫り合いをしていた人間が、 大の大人にも関わらず3メートルも後方に吹っ飛ぶドラゴンボールのようなリアクション。 軽く5mはジャンプして、空中で3人の敵を同時に打ちのめす、 カンフー映画のワイヤーアクションの如き武蔵の離れ業。 緊急事態にも関わらず、一国の領主を守るにしてはあまりにも手薄な警備と数の少ない兵士たち。 また四高弟の実力も2巻前まで戦っていた胤舜に遠く及ばぬため、 多数を同時に相手にしているにも関わらず、胤舜との立合い時のような張り詰めた緊迫感も凄みもない。 欠点を挙げればきりがないが、それでも前述の通り各所に見られる演出力とプロット構成が素晴らしく わざとらしく泣きじゃくるおつうとの掛け合いも面白いので☆4つとした。
柳生は武蔵を全力で殺しにくる。1対1ではなく武蔵1人に対し4人がかり。しかも4人とも、どんな卑怯な手を使ってでも武蔵を仕留めるという覚悟だ。
苦戦する武蔵。しかし武蔵は柳生四高弟を突破して、遂に石舟斎の館まで辿り着く。そしてそこで、幼馴染のおつうとの再会を果たす。武蔵は、「強い男だから石舟斎を倒したい」という気持ちが嫉妬に変わることに気付く。 胤舜との戦いで強くなった武蔵。この巻では武蔵の強さが爆発する。 そしてやっぱり、おつうは凄い。病床に伏せる石舟斎の願いを簡単に断るなんて、おつうにしかできない。しかも何回も頼んでいるのに。おつうの前では石舟斎もかたなしですね。
もう、目が釘付けになりました。武蔵と、柳生家の侍達のせりふ無しのやりとり。ここで武蔵とおつうの「何か」が繋がりました…!
やっぱり井上雄彦さんは天才ですね。(^_^)
漫画とは思えないほどの大迫力です!
柳生四高弟との合戦のシーンはリアルな緊張感が伝わってきて鳥肌が立つくらいです! それに、おつうとの再会。 おつうってかわいいと思ってしまいます。(私、女なのに・・・) 武蔵の戦いに燃える表情が忘れられないです。 井上雄彦先生ってすごい!!!
井上 雄彦の本バガボンド―原作吉川英治『宮本武蔵』より (10) (モーニングKC (755))
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