岩明 均の本
ヒストリエ vol.3 (3) (アフタヌーンKC)
この巻は前半に心にグサリと突き刺さる描写がいくつかあって、正直かなり応えた…
中でも特に強烈に印象に残ったのが弟21話…まだ物心もない幼少時代のエウメネスと実の母親との痛々しくて見るに耐えない最後の瞬間。その残酷な光景の一部始終を胸にしまい込んだままカロンはついにありのままの真実を打ち明ける事なくエウメネスとの別れを向えてしまい、やがて幾重にも溢れ出す感情と涙をこらえ切れずに地面に崩れ伏す… このシーンを読んだ瞬間に何故だか胸が締め付けられた。うまく言葉じゃ説明出来ないけど、とにかく涙腺が緩みっぱなしだった… もし実際に自分が彼の立場だったらと思うと本当に本当にやり切れない…
「骨の音」「寄生獣」「七夕の国」「ヘウレーカ」、そしてこの「ヒストリエ」ときました。
しかし、やはり岩明さんは岩明さんであり続けていることがよくわかる一冊だと感じた。 寄生獣の時でも感じていたが、「読む」というより「読まされている」というイメージがあって、心に微妙に働きかける緻密な構図や構成、そして台詞運びに魅了させられる。 2巻から少し方向性を変更したようだが、この展開も非常に一読の甲斐がある。
現代とは違う世界ではあるが、きっと昔の世界の日常はこんな感じだろうと思えてくる作品。
1巻を読み、すぐに2、3巻を読んだ。 主人公のエウメネスが魅力的であるという点と、これから先のストーリー展開がどうなるのか興味深いという点で星5つをつけた。 すごく正統なマンガだと思う。
すでに灰となり、大地へ還ってしまった歴史上の人物。
パピルスに書かれ現代へと伝えられる真偽も定かでない 乏しい情報から、著者は血肉の通った歴史物語を創造した。 寄生獣もそうであったが、著者の作品には人類という存在への 根本的な懐疑というか、絶望を感じる。 イギリスのギボンだったと思うが「歴史とは人類の犯罪と 愚行、不運の年代記である」というのがある。 著者の描く古代世界は、まさしく人類の暗黒史であり、 我々がここまでたどってきた道はまぎれもなく 一部の権力者の意思によって虫けらのように殺された 人々の血と涙の道筋である。 さて、我々は進歩しているのだろうか?
本当に毎回考えさせられる漫画だと思います。
人種差別はどうやっても無くならないものかと残念な気持ちになりました。 実際、今の時代にも人種差別の問題が数多く残ってますし・・・ でも今回のヒストリエは主人公エウメネスがスキタイとしての道を歩き始めるが・・・! って言う感じですね。 あと、兄から聞いたのですがスキタイ人というのはもとは釈迦の子孫であるという説が あるそうです。
岩明 均の本ヒストリエ vol.3 (3) (アフタヌーンKC)
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