岩明 均の本

ヒストリエ vol.3 (アフタヌーンKC)

 
心の機微(2006/11/18)
「骨の音」「寄生獣」「七夕の国」「ヘウレーカ」、そしてこの「ヒストリエ」ときました。

しかし、やはり岩明さんは岩明さんであり続けていることがよくわかる一冊だと感じた。
寄生獣の時でも感じていたが、「読む」というより「読まされている」というイメージがあって、心に微妙に働きかける緻密な構図や構成、そして台詞運びに魅了させられる。

2巻から少し方向性を変更したようだが、この展開も非常に一読の甲斐がある。
 
別世界の日常(2006/09/22)
現代とは違う世界ではあるが、きっと昔の世界の日常はこんな感じだろうと思えてくる作品。
1巻を読み、すぐに2、3巻を読んだ。
主人公のエウメネスが魅力的であるという点と、これから先のストーリー展開がどうなるのか興味深いという点で星5つをつけた。
すごく正統なマンガだと思う。
 
本を閉じたとき、世界が違って見える久々の名作(2006/08/13)
すでに灰となり、大地へ還ってしまった歴史上の人物。
パピルスに書かれ現代へと伝えられる真偽も定かでない
乏しい情報から、著者は血肉の通った歴史物語を創造した。

寄生獣もそうであったが、著者の作品には人類という存在への
根本的な懐疑というか、絶望を感じる。
イギリスのギボンだったと思うが「歴史とは人類の犯罪と
愚行、不運の年代記である」というのがある。
著者の描く古代世界は、まさしく人類の暗黒史であり、
我々がここまでたどってきた道はまぎれもなく
一部の権力者の意思によって虫けらのように殺された
人々の血と涙の道筋である。

さて、我々は進歩しているのだろうか?

 
ヒストリエ(2006/03/29)
本当に毎回考えさせられる漫画だと思います。
人種差別はどうやっても無くならないものかと残念な気持ちになりました。
実際、今の時代にも人種差別の問題が数多く残ってますし・・・
でも今回のヒストリエは主人公エウメネスがスキタイとしての道を歩き始めるが・・・!
って言う感じですね。

あと、兄から聞いたのですがスキタイ人というのはもとは釈迦の子孫であるという説が
あるそうです。
 
知的好奇心に満ちた物語(2006/02/15)
紀元前のお話で、しかも日本とはかけ離れたところが舞台。
でもなんだか感覚的には身近に感じる。

貴族の世界と奴隷の世界を観察する主人公の考え方や物事の
捉え方は、現代の、日本人的感覚からまったく逸脱しないものだと思う。

それはつまり、現代的感覚で古代ギリシアの時代を
生きるとはどういうことか。という実験的な意味が
本書には含まれているのではないかなと思う。

主人公が観察し、体験して得た感想は、現代人にも
共有可能である(うんうん、その気持ち分かるよ。ということ)。
それは同時に、現代の世界をかえりみることにもつながっている
のではないかなと思った。

知的好奇心に満ちた壮大な物語だと思う。
先が楽しみだなあ。
 
ヒストリエ vol.3 (アフタヌーンKC)
タイトル:ヒストリエ vol.3 (アフタヌーンKC)
定価:\560
販売価格:\560
発売日:2005/11/22
著者:岩明 均
出版社:講談社
形態:コミック
在庫状況:在庫あり。
合計1,500円以上で送料無料!
※ 価格等のデータは日本時間 2009/08/14 05:00:12 時点のものです。

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